梨花大学モクドン病院(Ewha Womans University Mokdong Hospital, EUMC)による臨床研究において、高齢者の認知機能改善効果と安全性が医学的に検証されています。
エーザイ・コリアおよび老人福祉館・認知症安心センター
一次~三次PoC
2022–2024
FunXingQ は、エーザイ・コリアおよび複数の高齢者福祉施設と連携し、3年間にわたり一次・二次・三次の PoC を実施しました。 一次実証では、50〜70代のアクティブシニア34名がタブレット版を3ヶ月利用し、総使用時間519時間、1日平均2時間の高い継続率を記録。4週目以降は問題解決力が向上し、デジタル機器への適応も確認されました。 二次実証では、7施設89名(70〜90代)を対象にテーブル型デバイスを運用し、全施設で利用回数・利用時間が増加。認知テストのスコアも向上し、専門家からは「地域社会と連携した新しいデジタル認知教育モデル」と評価されました。 三次実証では、42施設584名が個人版を4ヶ月利用し、総使用時間が約5倍に増加。CogMate では集中力+3.4、記憶力+0.9、脳年齢−1.5歳と改善が確認されました。 これらの結果から、FunXingQ は生活環境での継続利用、デジタルリテラシーの克服、認知機能改善の再現性を備え、行政・医療・福祉の現場で活用可能な実証モデルであることが示されています。
梨花大学木洞病院(EUMC)
臨床試験(Clinical Study)
2022–2024
FunXingQ は、梨花大学木洞病院(EUMC)にて実施された臨床試験により、認知機能の改善効果と安全性が医学的に検証されています。 本試験は、認知的に健常な高齢者を対象に、FunXingQ のトレーニングが日常的な認知処理にどのような影響を与えるかを評価する目的で実施されました。 評価では、抽象力・推理力・分析力・判断力といった左脳系の論理的思考領域に加え、空間思考力・構成力・知覚速度・視知覚的洞察力など右脳系の視空間・統合処理領域まで、 計8つの認知機能を多角的に測定しました。これらは FunXingQ が設計段階から重視してきた“問題解決・視空間処理・情報統合”といった高次認知プロセスに対応しています。 試験の結果、複数の認知領域で改善傾向が確認され、特に問題解決力・注意の持続・視空間処理など、日常生活の判断や状況把握に直結する領域で向上が見られました。 また、トレーニングの継続性も高く、参加者の順応性や操作性の高さが確認されました。 安全性の観点では、試験期間を通じて特段の懸念は認められず、医療機関でも安心して活用できるデジタル認知トレーニングとして評価されています。 これらの結果から、FunXingQ は医療現場においても臨床的妥当性を備えた認知機能向上ソリューションとして位置付けられています。
EUMC/梨花女子大学医学部/AI融合学部
国際査読付き論文
2024.08–2024.11
EUMCで実施された臨床試験データを基に、研究チームはランダム化比較試験(RCT)として再解析を行い、その成果が国際学術誌 Psychiatry Investigation に掲載されました。 研究では、認知的に健常な高齢者40名を対象に、10週間のタブレット型認知トレーニング群とパッシブコントロール群を比較し、脳活動(定量的EEG)と認知機能(CANTAB)を多面的に評価しました。 EEG 解析では、トレーニング群において frontal・central 領域を中心に beta1–3、theta、gamma 帯域の絶対パワーが有意に増加し、fronto‑temporal・occipital ネットワークにおける機能的結合(functional connectivity)の強化も確認されました。これらは神経効率やネットワーク統合性の向上を示唆する所見です。 認知機能評価では、Delayed Matching to Sample、Paired Associates Learning、Pattern Recognition Memory など記憶領域で有意な改善が認められ、 注意・実行機能領域では大きな変化は見られなかったものの、記憶系に特化した改善効果が明確に示されました。 本研究は、タブレット型デジタル認知トレーニングが高齢者の神経生理学的変化と記憶機能の向上をもたらすことを国際的に示した初期エビデンスであり、 FunXingQ が非薬物的介入として認知レジリエンスを高める可能性を持つことを学術的に裏付けています。